症状・診断・検査について – 子宮筋腫の正しい知識

管理人がチェックする子宮筋腫情報

子宮全摘出手術か痛止めのお薬を飲むかの二つに一つの選択

子宮筋腫は、手術かホルモン治療でしか治らない病気と思われがちです。しかし、きちんと子宮筋腫を理解して、食習慣を改善し、ストレスを解消することで子宮筋腫が改善する方法があるんです。

子供の頃から生理痛がひどく、特に生理が始まって3日間ほどは、4時間おきの鎮痛剤無しでは日常生活がおくれない日々でした。いろいろと子宮筋腫の情報を集めましたが、この改善方法が一番続けられました。
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症状・診断・検査について

子宮筋腫の症状

子宮筋腫の症状筋腫の多くは無症状で自覚症状がなく、婦人科の検診時や妊婦検診時に偶然見つかったりする事が多いですが、一般的に子宮筋腫の症状でもっとも多いのが月経の変化です。

主な変化としては、生理痛がひどくなったり、出血量がかなり増えるため、子宮筋腫による貧血の症状も多くみられます。

また、子宮筋腫が成長し、大きくなるにつれて膀胱を圧迫する事があり、その時は頻尿になります。直腸を圧迫すると便秘になり、背部で骨盤の神経や血管が圧迫されると腰痛の原因ともなります。

子宮筋腫の原因は、はっきりしていないのが現状ですが、筋腫が大きくなる環境を見ると卵巣からのホルモンが必要ということがあるため、ホルモンバランスの乱れが一番の原因と考えられます。

ホルモンバランスが乱れると、子宮筋腫が大きくなるほかにも、乳がん、子宮ガン、不妊症、骨粗鬆症といった、様々な病気を引き起こす原因になるといわれています。

このように子宮筋腫には、ホルモンバランスの乱れが大きく関わっているため、ホルモンバランスの乱れを改善することが非常に重要になってきます。

ホルモンの乱れを改善する方法はいろいろありますが、間違った改善方法に取り組めば、体に副作用や悪影響を与え、体に負担をかけるだけでなく、逆効果に繋がりかねません。

そのために、ホルモンバランスの乱れを改善する正しい方法を身につけることが必要になってくるわけです。それは自宅で誰でも簡単に身につけることができます。当サイト管理人はこちらの教材をお勧めしています。→ 子宮筋腫を自宅で改善する魔法の方法

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月経血の増える理由

月経血の増える理由月経血の増える理由としては、次のようなことが考えられます。

  • 筋腫ができると子宮が大きくなり、月経の時にはがれる子宮内膜の体積が増える。
  • 筋腫があると血液の流れが変わり、子宮内膜の血管が緊張して月経時に子宮内膜のながれる時の出血量が多くなる。
  • 月経の時、普通は子宮の筋肉が縮んで血管を圧迫し、出血が止まるが、筋腫があると子宮の筋肉の収縮が均等でなくなり部分的に十分出血がとまらないところが出来てくる可能性がある。

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月経時の痛み

月経時の痛み子宮筋腫ではそのその症状として、月経血の量が増えるとともに、月経時に痛みを感じる事が多いとされています。しかし、子宮筋腫だけの場合には、この症状は典型的ではありません。

子宮筋腫と紛らわしい病気に、子宮腺筋症や子宮内膜症に代表される病気がありますが、こうした病気は筋腫と一緒になっていることが多く、この場合には、月経時の痛みがさらに強くなります。

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過多出血・貧血症状がでたら

過多出血・貧血症状がでたら正常な月経であれば、一度子宮の中で固まった血液はもう一度溶かされて出てきます。しかし月経の量が増えると、子宮の中で固まった血液を十分に溶かす余裕がないため、月経血の中に、かたまりが混じって出てくるようになります。

このレバーのような血のかたまりがみられたら、月経血の量が増えてきたと考えても良いと思います。

月経血の量が増えたかどうかは、パッドをかえる回数の増加や、就寝時に下着を通してシーツが汚れるなどでも判断できます。また、立ちくらみやめまいなどの貧血症状は、出血が続いていることで、鉄欠乏性貧血が起こったためと考えられます。

出血の原因を確かめなければなりませんが、ほとんどいつもダラダラと出血しているような場合、原因のことを詳しく検査する必要があります。癌が原因になっていないかどうか、まず外来での癌の検診、超音波検査などを受けて見る事をお勧めします。

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異なる過多月経症状

月経の増加は、筋腫がかなり大きくなったときにみられやすいです。しかし、かなり大きな腫瘍でも、漿膜下筋腫の場合には月経血がかならずしも増えないことがあります。

これとは逆に、サイズは小さくても粘膜に近い場所や粘膜下にある筋腫は、月経をおこす内膜に直接影響を与えるので、月経の量がたいへん増えます。これがさらに筋腫分娩の状態になると、水道の蛇口をひねったときのように、ジャーっと音がするような出血をみることがあります。

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内診1

内診では、膣の中に人差し指と中指を挿入し、子宮の入り口である子宮膣部に指を届かせます。この間に、膣の中になにか異常があるかどうかも確認します。

子宮膣部に指が届いたら、もう一方の手をおなかの上におき、膣の中に挿入した指とおなかの上においた手の指先を用いて子宮の形を確認します。子宮の入り口は膣に挿入した指で確認できているので、子宮の入り口と一体になって動くものを、お腹の上においた手との間で確認するわけです。

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内診2

膣の中に挿入した指を前方の膀胱側に移動させれば、膀胱と子宮との関係や異常の有無が確認できます。また指を直腸の方に移動させれば、子宮の後方の様子や直腸との関係が分かります。

更に指を子宮膣部の左右に移動させ、同時におなかの上の手も左右に移動させると、子宮の左右の状態がわかります。このとき、子宮の左右にある卵巣が腫れているかどうかなど、卵巣の状態も確認します。

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内診で分かる事

内診では子宮の大きさ、硬さ、でこぼこの有無などがわかります。また、子宮や卵巣の状態のみならず、子宮の周囲の癒着や炎症の有無、痛みを発生させている部分なども、患者さんの訴えとともに確認できます。こうした情報を与えてくれる内診は大変重要な診察です。

筋腫はこの内診で、大きくなった子宮に弾性のある硬いしこりとして触れます。しこりと子宮の位置関係、しこりや子宮の硬さ、子宮の表面の凹凸の有無などから、卵巣腫瘍、子宮腺筋症などの、ほかの紛らわしい病気との判別を行います。更に骨盤腔における子宮のいち、大きさ、癒着の有無、卵巣、卵管、直腸、膀胱を含めた周囲の臓器との関係などの情報が得られます。

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直腸診(内診)

腸診は、婦人科の場合、中指を直腸の中に、人差し指を膣の中に挿入して行います。これで、中指と人差し指のあいだに直腸と膣をはさんだかたちになります。人差し指は膣の後ろ側におき、中指は直腸の中の前側を見るかたちになるので、二本の指に挟まれた部位の異常の有無が確認できます。直腸側は、中指が届く範囲までが診察できます。

このとき、もう一方の手はおなかにおいて、子宮や卵巣のある部分を両手で挟むようにして診察するので、卵巣子宮の左右や子宮の後ろ側の様子がはっきりと分かります。

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子宮腺筋症の症状

子宮腺筋症の症状子宮腺筋症は子宮筋腫との鑑別が必要ですが、その判別が難しい病気の一つです。子宮腺筋症は、子宮内膜が子宮筋層内に直接入り込んだような状態の病気で、子宮内膜が子宮筋層に入った部位に筋腫のようなしこりができます。
このしこりが、子宮筋腫にきわめてよく似た診察所見を示します。筋層内に入った子宮内膜も月経のような出血をおこすため、強い月経痛が特徴的で、また過多月経もあります。

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子宮腺筋症の治療

子宮筋腫は筋腫だけをくりぬいて取り出すことができますが、子宮腺筋症では、筋腫のように周囲の正常な筋層との境界が明らかではないので、その部分だけくりぬいて取り出すといった治療は、かなり難しいものとなります。

従って、子宮筋腫と診断し、筋腫だけを子宮からくりぬいて子宮を残そうとする手術(子宮筋腫核手術)を計画する場合には、そのしこりが筋腺症によるしこりではないことを確認するが大切です。

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子宮筋腫と帯下

水のような帯下が大量にみられる時は、子宮内膜の表面にただれをともなった粘膜下筋腫がある場合も考えられますが、この症状が見られるときは、卵管ガンや子宮頸部腺ガンの特殊な形のものといった、むしろ特徴的な所見になります。

粘膜下筋腫の場合、小さくても、その表面にただれがあればこのような症状になります。しかし、このような症状をしめす時は、他の病気も考えて、できるだけ早く受診されることをお勧めします。

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水様性分泌液:卵管ガン

水様性分泌液:卵巣ガン卵管ガンは卵管にできる稀なガンですが、卵管にこのガンができると、狭い卵管がガンによって塞がれた状態になりやすくなります。

すると卵管の中に液体がたまりはじめますが、ある程度たまってくると、液体は塞がれた卵管の一部を突然押しのけて、子宮腔内を通って膣へ排泄されます。これが大量の水のような帯下というわけです。

この場合、分泌物はだらだらと続く事はなく、しばらく時間をおいて、また大量の帯下が排泄されるという状態を繰りかえします。

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水様性分泌液:子宮頸部のガン

子宮頸部にできるガンには扁平上皮ガンと腺ガンがあります。 一般に子宮ガンといっている大部分は、子宮頸部にできる扁平上皮ガンのことです。子宮頸部の扁平上皮ガンは放射線治療にもよく反応するガンで、治療法もいろいろあります。

子宮頸部のガンで子宮頸管腺からできるガン、つまり腺ガンのなかである特殊な細胞でできているものは、増殖したガン細胞が水っぽい粘液を活発につくりだすので、少し粘っこく、そして、水のような帯下が多くなります。

この場合は、いつも水っぽい帯下が続く事になります。子宮頸管腺は粘液を分泌する組織です。正常であればこの粘液は排卵の時期にもっとも多くなり、月経の周期にともなって量が増減します。

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子宮筋腫の帯下(おりもの)

正常な帯下(おりもの)とくらべ子宮筋腫の場合には、月経周期にあまり関係なく帯下(おりもの)が見られます。潰瘍や感染、出血をともなった粘膜下筋腫の場合、さらさらした帯下(おりもの)に血液が混じっていたり、黄色調を帯びていたりすることがあります。

そのほかに、膣の感染症でも特徴のある帯下がみられることがあります。たとえばカンジダというカビに感染すると、白色から緑色をおびたヨーグルトのような、どろっとした感じで、かたまりのある帯下があり、膣にかゆみがあります。

また性行為によって感染するトリコモナス症の場合は、黄色の泡の混じったような帯下(おりもの)があります。そのほか菌が感染している場合には、普通、黄色の帯下(おりもの)です。

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子宮筋腫・子宮内膜症・子宮腺筋症の違い

子宮筋腫
平均年齢: 43.4歳
症状: 過多月経、貧血症状、不妊、水様性帯下
内診時所見: 弾力のある硬い腫瘤を子宮に連続するかたちで触れる
治療: 子宮摘出、筋腫核手術、薬物療法
子宮内膜症
平均年齢: 32.4歳
症状: 月経困難症、不妊、性交時痛
内診時所見: 直腸診で痛み、正常大の子宮、周囲臓器との癒着、卵巣嚢腫の合併
治療: 薬物療法、腹腔鏡下手術、手術
子宮腺筋症
平均年齢: 42.8歳
症状: 過多月経、月経困難症、貧血症状、不妊
内診時所見: 均等に肥大した子宮を触れる
治療: 薬物療法、子宮摘出

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