子宮筋腫の正しい知識

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管理人がチェックする子宮筋腫情報


子宮全摘出手術か痛止めのお薬を飲むかの二つに一つの選択

子宮筋腫は、手術かホルモン治療でしか治らない病気と思われがちです。しかし、きちんと子宮筋腫を理解して、食習慣を改善し、ストレスを解消することで子宮筋腫が改善する方法があるんです。

子供の頃から生理痛がひどく、特に生理が始まって3日間ほどは、4時間おきの鎮痛剤無しでは日常生活がおくれない日々でした。いろいろと子宮筋腫の情報を集めましたが、この改善方法が一番続けられました。
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画像検査

子宮筋腫の検査

子宮筋腫の検査

子宮筋腫が子供の頭くらいの大きさにんると自分でお腹の上から触れる事ができます。下腹部がふくらみ、触るとジャガイモのような硬さのしこりがあるのがわかります。

筋腫の診断は、まず症状を詳しく聞き(問診)、身体の表面から視察し(視診)、皮膚の上から触って見ます(触診)。

内診して得た所見から筋腫の有無を推定します。さらに客観的に判断するために、通常は超音波画像を用いて子宮筋腫の診断が行われます。

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どのような検査を行うか

治療方法を決めるのに、より詳しい情報が必要な場合、筋腫だけを子宮からくりぬくようにしてとる筋腫核出手術を行う症状や、粘膜下筋腫が疑われる症例、手術を行わずに保存的治療を行う症例などでは、次のステップとしてCT(コンピュータートモグラフィー)検査、MRI(核磁気共鳴画像)検査、子宮卵管造影、子宮鏡検査などを計画します。

これらの検査からは相当な情報が得られますが、どこの施設でもできるというわけではありません。また、筋腫の診断にあたって絶対欠かせない検査というわけでもありません。

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膣鏡診

膣鏡診

まず、外陰部を視察して異常の有無を診た上で、膣の中に膣鏡という器具を挿入し、膣の分泌物の色やその正常からの出血の有無、感染の有無などを診ます。これは帯下の性質を診察していることになります。

必要であれば、このときに分泌物を採取して顕微鏡などで検査します。次に、膣の壁に異常があるかどうかを診たうえで、膣の一番奥にある子宮膣部(子宮の入り口)に異常があるかどうかを診ます。

この子宮膣部は、子宮ガン(子宮頸がん)ができる場所なので、この検査では、ここに異常がないことを確かめておく事が大切になります。

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細胞診

細胞診

細胞診とは、子宮膣部の細胞を綿球(綿棒)やヘラのようなものでこすり取って、がん細胞の有無を調べる検査です。肉眼的に異常がないような初期のがん細胞の異常を見つけることができるので、子宮頸がんの初期の患者さんを見逃さないためには非常に大切な検査になります。特に、痛みなどはない検査です。

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超音波検査

超音波検査

痛みをともなわずに外来で検査でき、コストが安いと言った利点があるので、画像診断ではまず超音波検査を行います。

この超音波検査には、腹部の皮膚の上からプローべ(超音波装置の一部で、患者さんに、実際あてる器械の先端の部分です。ここから体内の情報を取り出します。)をあてる経腹超音波検査と、プローべを膣内に挿入して状態を観察する経膣超音波検査の二種類があります。

それぞれに利点と欠点があるので、双方を併用し欠点を補うと、より正確な診断ができます。

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経腹エコーと経膣エコーの利点・欠点

筋腫が非常に大きく、その全体像や子宮と筋腫との位置関係をとらえたい場合には、経腹超音波が役立ちます。しかし、対象にさらに近づいて、解像度の良い鮮明な画像を得るには、経膣超音波のほうが有利になります。

また、経腹超音波の場合、腹壁の厚みで雑音がおきやすく、膀胱に尿が充満していないと、膀胱の後ろにある子宮を確認することが難しいこともあります。このため、経腹超音波は排尿前に検査をします。逆に、経膣超音波の場合は、排尿後のほうがよく観察できます。

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CT画像・MRI画像の違い

CT画像では、筋腫があると思われる場合にも、位置、数、性質などを正確に診断することは難しく、放射線被爆といった問題もでてきます。

それに対し、MRI画像では放射線被爆の問題もなく、また画像の精度がCT画像よりもずっと精密なので、筋腫の数と位置がはっきりと分かります。注意深く観察すれば、筋腫核が5mmほどのものもとらえることができます。また、子宮腺筋腫との鑑別も容易となります。

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CT画像・MRI画像で分かる事

CT画像では、身体を輪切りにする断絶の画像だけですが、MRI画像は縦、横、斜めなど必要な方向の断面像を得る事ができるため、立体的な位置関係をつかむ事ができます。

また、子宮筋腫との鑑別が必要であり、もっとも鑑別が難しい子宮肉腫の診断には造影を含めたMRI画像診断がもっとも有用とされています。もちろん、最終診断は手術によって摘出された子宮の病理診断でなければできません。

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超音波検査はかならず必要か?

全ての症状に、CT画像やMRI画像が必要というわけではありません。非常に大掛かりで高価な装置のために設置している施設も限られています。したがって、医師がより詳しい情報が必要と判断した場合に、これらの検査がされます。

MRI画像を撮る場合、非常に強い磁場の中に入るので、心臓にペースメーカーをつけている人や、膝関節、股関節に金属製の人工関節を入れているような人、脳の動脈瘤で金属製のクリップを使っている人などは検査できないことがあります。

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CTの種類

CTの種類

CTには単純CTと造影CTがあって、1回の検査で両方の画像を得る事ができます。単純CTでは正常筋層と筋腫核の区別はつけられず、子宮の形が全体的なシルエットとして描き出されます。

次に、造影剤を注射すると、血液がたくさん流れている正常な子宮筋や子宮筋腫のまわりの子宮筋と血液の流れがやや少ない子宮筋腫の内部とでは、造影剤の流れに差ができます。

つまり、子宮筋は造影されやすく、筋腫は造影されにくいことから、筋腫のかたまりが子宮筋とはっきりした境界をもつ像として浮かび上がってきます。

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MRIの種類

MRIは一般に、T1強調画像、T2強調画像という2種類の写真の撮り方が基本になります。。中でも、子宮筋腫はT2強調画像によってより詳しい情報が得られます。

筋腫核の大きさは、5mm以上のものならば、ほぼ診断する事ができます。通常、筋腫はT2強調画像で境界が明瞭な低信号(黒く写る)の結節像として認められます。

まわりの正常な筋層(灰色にみえることが多い)が、筋腫によって押しのけられ、黒い筋腫核の像をとりかこんでいるのが特徴です。

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ヒステロスコピー(子宮鏡)検査

胃カメラと同じよなファイバースコープを膣から入れて、子宮腔内を直接観察する検査です。子宮内膜の以上(ガンやポリープなど)を診断するのに大変役立ちます。

また、子宮に突き出ている子宮筋腫(粘膜下筋腫)の状態を観察することもできます。この粘膜下筋腫が茎をもって垂れ下がっている場合は、可能なら、筋腫の部分を茎のことろから捻り取る事ができます。従って、粘膜下筋腫が茎をもって垂れ下がった状態かどうかを観察し、同時に捻り取る治療を行う目的で、この検査をする事もあります。

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内視鏡による検査

子宮筋腫で内視鏡などの器具を使う検査が必要になるのは、超音波エコーなどの画像検査の結果、粘膜下筋腫が疑われる場合です。 この検査では、子宮の内腔を内視鏡で直接観察します。目的は、内膜と筋腫の位置関係はどうか、内膜に他の病巣はないか、不妊症が見られる場合に筋腫がその原因となっていかなどです。

また、粘膜下筋腫でなくても子宮を温存する方向で筋腫の治療を考える場合にも、この検査が必要になってきます。子宮鏡は最近では、胃カメラと同じようなファイバースコープを用いることが多くなってます。検査は軽く麻酔をかけて行うので、痛みについてはそれほど心配する必要はありません。子宮鏡を用いて観察しながら、同時に粘膜下筋腫を取り除くことができる場合もあります。

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子宮卵管造影の検査内容

子宮卵管造影の検査内容

子宮卵管造影は、粘膜下筋腫が疑われ、さらに筋腫が不妊の原因となっている可能性がある場合に行います。

医師に子宮卵管造影をすすめられたからといって、筋腫がかなりひどいのではと心配する必要は全くありません。

子宮卵管造影は、膣から子宮腔内に入れた管を通して、造影剤を注射器で子宮から卵管に送り込み、エックス線撮影をして、子宮の内腔に変形がないか、筋腫が卵管を圧迫・閉塞していないか、卵管の通りはよいか、などを観察する検査です。

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子宮卵管造影でのアレルギー反応

子宮卵管造影検査では、まれにですが造影剤に対するアレルギー反応をおこす人がいます。軽い反応では、吐き気、皮膚の紅潮、灼熱感、のどの違和感などが認められ、ひどい場合にはショック状態になる事もあります。検査前にアレルギー反応の有無をチェックしますが、反応の強い人はこの最初の検査だけでショックをおこす事もあります。

しかし、最近は、このような副作用を起こしにくい造影剤が開発されていますので、ぜんそくや薬剤によるアレルギーの経験がない人であれば、それほど心配する必要はありません。アレルギーによりこの検査ができない人は、子宮の変化は子宮鏡検査で、卵管の閉塞は卵管通気試験で調べるなど、かわりの検査方法があります。

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子宮筋腫の検査と子宮内膜症の発見

子宮筋腫の検査と子宮内膜症の発見

子宮筋腫に子宮内膜症が合併する割合は、ある報告によれば、約11%といわれています。子宮内膜症の検査や診断は、子宮筋腫のそれとかなり部分が共通しています。子宮内膜症かどうかは、月経の状態、内診所見(痛みや癒着の有無)、特徴的なMRI画像所見、血液検査など、子宮筋腫の診断を受ける過程でわかります。

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子宮筋腫の悪性化の検査

子宮筋腫に悪性化がないかどうかを簡単に調べる検査方法は現在の所ありません。ただし、MRI画像診断を行なえば、ある程度ですが、悪性を疑った方が良いかどうかの目安が得られます。たとえば、腫瘤が急速に大きくなっている、腫瘤の内部に肉腫の特徴的な組織の破壊を思わせる像が強く見られる、などがわかります。

しかし、MRI画像を使って検査をしても確定診断は難しく、確定診断のためには、手術によって子宮を摘出し、それを病理検査でくわしく検討する以外に今のところ方法はありません。

肉腫の危険性がある場合には、たとえまだ子供が欲しい状態であっても、医師が早めに手術する必要があると判断して、説明すると思います。

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子宮筋腫の悪性化の診断での注意

子宮筋腫の悪性化の診断での注意

肉腫がかなり強く疑われているのに、子宮を摘出するのを嫌がって、あちこちの病院をまわり診断を受けている方がいますが、こうした場合、本当の意味で手遅れになることがあることを考えておいて下さい。

子宮筋腫という診断がきちんとついている方の場合、手術をしない、他の方法で治療できないだろうかと考えて、医師を探して歩かれる事に対して、あまり強く反対はしません。

しかし、筋腫だと思って検査を進めるうちに肉腫が強く疑われ、医師が手術を勧めてきたときには、それに従うべきだと思います。結果として、医師の判断が100%正しかったとはいえない状況、つまり、肉腫と考えて手術したが、病理検査の結果、悪性ではなかった場合もありえますが、現在の診断技術ではこれはやむをえないと思います。

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子宮ガン検診

子宮頸部にがんができやすいため、検診では子宮の入り口の細胞をこすり取って異常があるかどうかを調べます。(細胞診またはスメアといいます)検査には痛みはありません。

この検査で異常が認められた場合、さらに詳しい検査が必要になります。子宮内膜のガン検査では、子宮の中に細い器具をいれて細胞を取り出します。これで細胞に異常があるかどうかを調べ、異常があれば更に詳しい検査を行います。

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